コンタクトレンズでドライアイになりやすい理由と対策

コンタクトレンズのお悩み

コンタクトレンズを装用していて「最近、目の乾燥が気になってきた…」という方はいませんか?もしかすると、その目の乾燥はドライアイかもしれません。

この記事では、コンタクトレンズ装用でドライアイになりやすい理由とドライアイ対策について解説します。原因と対処法をしっかり学んで、目の健康を守りましょう。

コンタクトレンズを装用していて「最近、目の乾燥が気になってきた…」という方はいませんか?もしかすると、その目の乾燥はドライアイかもしれません。

この記事では、コンタクトレンズ装用でドライアイになりやすい理由とドライアイ対策について解説します。原因と対処法をしっかり学んで、目の健康を守りましょう。

1.ドライアイとは?

そもそも、ドライアイはどのような病気なのでしょうか?

ドライアイとは?

ドライアイとは、目を健康に保つために必要な涙の量が不足する、あるいは涙の質のバランスが崩れることで、涙が目の表面に十分に行き渡らなくなる病気のことです。

ドライアイになると、目の不快感や見えにくさ、乾きを感じたり、表面に傷がつきやすくなったりします。

日本には現在、ドライアイ患者がおよそ2,200万人いるとされており、さらに増加しつつあると考えられています。

ドライアイチェックリスト

ドライアイの症状には下記のようなものがあります。目の乾き以外にもさまざまな症状が表れる場合があるため、当てはまるものがないか確認してみましょう。

  • 目が疲れる
  • 充血している
  • 目がかすむ
  • まぶしい
  • 目が乾く
  • 目が痛い
  • 涙が出る
  • 目ヤニがでる

2.コンタクトレンズでドライアイになりやすい理由

コンタクトレンズ装用者は目が乾燥しやすい傾向があります。

コンタクトレンズは涙の働きを利用して目の表面に浮かび視力矯正を行いますが、同時に涙がコンタクトレンズに吸い取られたり、蒸発しやすくなったりすることで、涙の構造が崩れやすくなります。それによって、ドライアイやドライアイに近い状態になるリスクが高まるのです。

しかし、ドライアイの原因にはコンタクト装用以外にも様々なものが考えられています。
「コンタクト装用中は目が乾燥しやすい」という認識を持ち、できる対策を行うことが大切です。

<ドライアイのリスク要因>

  • 長時間PCやスマホなどの画面を見る
  • エアコン環境など乾燥した場所にいる
  • 喫煙
  • 防腐剤の入った目薬の使用
  • 加齢(涙の量や質が低下) など

3.ドライアイ対策を!コンタクトレンズ装用中の注意点

ドライアイの対処法として、コンタクトレンズ装用中に注意したいポイントをみていきましょう。

意識的にまばたきをする

意識的にまばたきを行いましょう。
まばたきをすることで涙の生成を促し、目の表面に涙が行き渡るようになります。

特に注意したいシーンは、画面を見ている時です。
PCやスマホ、ゲーム機などのモニターを集中して見ると、まばたきの回数は4分の1程度まで減るといわれています。

目をギュッと閉じて開くまばたきを行うことで、涙の油を作るマイボーム腺が刺激されます。
油分が出てきて涙の蒸発を抑制できるでしょう。

目薬を差す

目薬を差して水分を補うことも大切です。
コンタクトレンズ装用中も使用できる目薬を点眼し、目を乾燥から守りましょう。

目薬は、開封したら使用期限に関わらず早めに使い切ることが原則です。
防腐剤無添加で10日防腐剤添加のもので1~3カ月程度が目安とされています。
使用期限が過ぎると効果が低下したり、雑菌で汚染されたりしている可能性があるため、使用しないでください。

リスク要因を減らす

ドライアイのリスク要因を減らすことも対策になります。

例えば、自宅や仕事場が乾燥していたり、エアコンの送風が強すぎたりする場合は、加湿器をおいて湿度をコントロールするといいでしょう。

コンタクトレンズを装用している方は、帰宅したらすぐにコンタクトレンズを外す習慣をつける、週末は眼鏡で外出するなど、目を休ませる時間を取ることも必要です。

コンタクトレンズを見直す

目が乾燥しにくいコンタクトレンズを検討する方法もあります。

コンタクトレンズが含む水分量の割合が50%以上のものを「高含水レンズ」、50%未満を「低含水レンズ」といいますが、低含水レンズの方が乾きを感じにくい方が多いです。

低含水レンズは保有している水分量が少ないため、空気中に蒸発する量も少なく済みます。
その際、涙をあまり奪わないため乾燥を感じにくいのです。

4.目に違和感があれば、眼科を受診する

ドライアイは目が乾燥するだけと勘違いしやすいですが、重症化すると目に傷がついたり痛みをともったりするリスクがあります。

ソフトタイプのコンタクトレンズは、目を覆うように装着するため、痛みを自覚しにくくなります。コンタクトレンズ装用中は、特に目が乾燥しやすいため、何か目に違和感を覚えたらすぐに眼科を受診しましょう。

5.まとめ

ドライアイは涙が目の表面に行き渡らなくなる病気で、目の疲れやかすみ、乾燥、痛みなどの症状が表れます。

コンタクトレンズを装用すると、涙がコンタクトレンズに吸い取られたり蒸発しやすくなったりすることでドライアイのリスクが高まるため注意が必要です。

意識的にまばたきをする、目薬を差す、リスク要因を減らす、コンタクトレンズを見直すといった方法で、ドライアイ対策をとりましょう。

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