初めてのコンタクトレンズ買い方・使い方ガイド

コンタクトレンズの基礎知識

普段からメガネをかけて生活をしている人は、「運動する時に煩わしい」「よりクリアな視界を手に入れたい」と思う時もあるでしょう。

そんな時はコンタクトレンズの装用が選択肢として挙げられますが、初めてのコンタクトレンズはどのようなところで買ったらいいか、どう選べばいいのか色々不安ですよね。

今回は初めてコンタクトレンズを購入したい!という方に向けて、買い方や使い方について詳しく解説します。

1.コンタクトレンズの基礎知識

まずはコンタクトレンズの種類やメリット・デメリットなど、基本となる知識から見ていきましょう。

コンタクトレンズとは

コンタクトレンズとは、黒目(角膜)の上に直接のせて視力を補正する医療機器です。近視、遠視、乱視など様々な屈折異常を補正します。

高度管理医療機器として取り扱われているため、コンタクトレンズを使用する場合は、必ず眼科を受診して検査と処方を受けなければなりません。

コンタクトレンズの種類

コンタクトレンズは「ハードレンズ」「ソフトレンズ」の大きく2種類に分けられます。

ハードレンズは乱視や強い近視の矯正に優れており、耐久性が強いためケアしながら2~3年使用できます。慣れるまで時間がかかるデメリットはありますが、サイズが小さく酸素をよく通すため目に優しいです。

ソフトレンズは柔らかい素材で瞳に馴染みやすく、初めての方におすすめの種類です。使用期限1日の使い捨てタイプから、2週間、1カ月とケアしながら繰り返し使う定期交換タイプまで様々で、ニーズに合わせて選べます。

コンタクトレンズのメリット・デメリット

コンタクトレンズのメリットは角膜の上に直接のせるため、メガネと比べて像や色のゆがみが小さく見え方が自然なことです。フレームでさえぎられないので視界が広がり、汗によるズレや曇りの心配もいりません。

コンタクトレンズのデメリットは、定期交換タイプはケアが必要なこと。汚れたまま使ったり、レンズに傷がついたりしていると、目のトラブルにつながります。メガネのように作ったら長期間使い続けられるものではなく、眼科医による定期的な検査も必要です。

2.初めてのコンタクトレンズ購入のポイント

次に、初めてコンタクトレンズを購入する際の流れや購入場所費用相場について見ていきましょう。

コンタクトレンズ購入の流れ

コンタクトレンズの購入の流れは次のとおりです。必ず、眼科医による処方箋をもとに購入しましょう。

  1. 眼科を受診し、目の検査、視力検査、目の健康状態の診察を受ける
  2. テスト用コンタクトレンズをつけて目に合っているかどうかをチェックする
  3. 結果を見ながら、コンタクトレンズを決める
  4. 医師から使用上の注意点、ケア方法、定期検査などについて、指導・説明を受ける
  5. 処方箋を受け取る
  6. 処方箋に記載のデータをもとにコンタクトレンズを購入する

コンタクトレンズの購入場所

コンタクトレンズは、眼科や実店舗、通販サイトなどで購入できます。

眼科で購入する際は、コンタクトレンズの取り扱いがあるか事前に問い合わせましょう。受診した眼科で購入できると安心です。

コンタクトレンズ専門店やドラッグストアなどの実店舗で買うこともできますただし処方箋の有効期限が切れないよう注意が必要です。

最近は通販サイトで購入できますが、初めて購入する方は処方箋のデータと数値を間違えないよう注意しましょう。

コンタクトレンズの費用相場

コンタクトレンズの費用相場を種類ごとに見ていきましょう。

ハードレンズの場合、両目で8,000~16,000円程度です。購入から数年使用できるため、2年と考えると1年間で4,000円~8,000円+ケア用品代がかかる計算になります。

ソフトコンタクトレンズの場合、使い捨てのワンデータイプで、両目1カ月分(30枚入り×2)は4,000円前後、年間で48,000円前後が費用相場です。

定期交換タイプの2week、1monthはワンデータイプより安いことが一般的。2weekなら両目1.5カ月分(6枚入り)は2,000円前後、年間で16,000円+ケア用品代がかかる計算になります。

3.コンタクトレンズの付け外しとケア方法

コンタクトレンズは瞳に直接触れるものなので、取り扱いには十分注意が必要です。ここでは、正しいつけ方・外し方とケア方法をご紹介します。

コンタクトレンズのつけ方

コンタクトレンズの正しいつけ方を見ていきましょう。

  1. 手を洗い清潔にする
  2. コンタクトレンズを人差し指に乗せ、横から見て裏表を確認する ※レンズのフチがお椀上に丸まっていたら表、反りかえっていたら裏
  3. 同じ手の中指で下まぶたを押し下げ、もう片方の手の人差し指で上まぶたを引き上げ、目を大きく開ける
  4. レンズを黒目(角膜)にそっと乗せる

コンタクトレンズの外し方

コンタクトレンズの正しい外し方も見ていきましょう。

  1. 手を洗い清潔にする
  2. 少しあごを引きながら中指で下まぶたを引き下げ、同じ手の人差し指でレンズを白目の下側にずらす
  3. 親指と人さし指の腹でレンズの下を軽くつまんで外す
  4. うまく外れない時は、数回まばたきするか人工涙液を点眼してもう一度行う

コンタクトレンズのケア方法

コンタクトレンズのケアの流れは1.こすり洗い、2.すすぎ、3.保存です。汚れを放っておくとくもったり、異物感が生まれたり、目のトラブルにつながったりするため、定期交換タイプのコンタクトは必ずお手入れしましょう。

  1. こすり洗い:レンズを手のひらにのせ、洗浄液をつけて両面を指でこすりながら洗う
  2. すすぎ:レンズの両面を洗浄液ですすぐ
  3. 保存:レンズケースに保存液を満たし、レンズを浸す

4.コンタクトレンズは正しく使おう

政府の情報によると、国民生活センター「医師からの事故情報受付窓口」にコンタクトレンズ使用で目にトラブルが起きたという情報が、約3年間(2014年8月から2017年7月20日まで)で50件寄せられたそうです。

目のトラブルを防ぐには、コンタクトレンズを正しく購入・使用しなくてはなりません。眼科を受診して処方箋に従い購入すること、レンズの使用期限を守り、適切にケアを行うことが大切です。

コンタクトレンズを使用している最中に目に違和感を覚えたら、すぐに眼科を受診しましょう。

5.まとめ

コンタクトレンズは角膜に直接のせて視力補正する医療機器です。見え方が自然ですが、目に直接触れるためレンズの汚れや傷が目のトラブルにつながるケースも考えられます。

初めてコンタクトレンズを購入する時は眼科を受診し、正しい使い方やケア方法を守って装用しましょう。

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