コンタクトつけたまま寝るといろんなリスクが!?取れない時の対処法も解説。

コンタクトレンズのお悩み

「コンタクトをつけたまま寝てしまったけど大丈夫かな……どんな影響があるの?」
そんな悩みを抱えていませんか。
コンタクトレンズを装着した状態で眠ってしまうのは、いろんなリスクがある行為です。
レンズが目に張り付いてしまうだけでなく、重大な眼病にかかる恐れもあります。
この記事では、コンタクトレンズをつけたまま寝るリスクと、レンズが取れない時の対処法について詳しく解説します。

1.コンタクトをつけたまま寝るリスク

コンタクトレンズをつけたまま寝るリスクは、主に次の3つがあります。

コンタクトレンズが目に張り付く

1つ目のリスクは、コンタクトレンズが目に張り付いてしまうことです。
就寝中は、涙がほとんど分泌されません。
そのため、コンタクトレンズを装着したまま眠ると乾燥して目に張り付き、取り外しにくくなってしまうのです。

また、寝ている時にコンタクトレンズがズレて、まぶたの裏側に入り込んでしまうことも。
そうなると自分では外せなくなり、無理に取ろうとすると角膜を傷つける恐れもあります。

目が充血して痛みが出る

2つ目のリスクは、目が充血して痛みが出てしまうことです。
こちらも涙の分泌量が関係しており、眠っている時は装着しているコンタクトレンズ周辺の水分が不足して、表面に付いた汚れを洗い流せなくなります。

そして、汚れが蓄積されたコンタクトレンズは雑菌が繁殖しやすくなるため、これが目の充血や痛みの原因となるのです。
また、雑菌の繁殖は目やにの増加にもつながります。

重大な眼病にかかる恐れがある

3つ目のリスクは、重大な眼病にかかる恐れがあることです

装着したコンタクトレンズは角膜を覆い、睡眠中も酸素が届かない状態が続くことになります。
すると、目に大きな負担をかけてしまうのです。
また、涙が不足するとコンタクトレンズと角膜との摩擦が大きくなり、目に傷が入ってしまうケースも。

傷が入り酸欠状態となった角膜は、細菌やカビの感染リスクが非常に高まります。
それらが、視力低下や失明の危険など、さまざまなトラブルを引き起こす原因となるのです。

2.コンタクトつけたまま寝てしまった時の対処法

コンタクトレンズを装着したまま眠ってしまい、張り付いて取れなくなった際は、無理に外さず次の対処法を試してみましょう。

コンタクトレンズ専用の目薬をさす

1つ目の対処法は、コンタクトレンズ専用の目薬を指して、目に水分を与えることです。
人工涙液で目をしっかりと潤せば、張り付いたコンタクトレンズが外れやすくなります。

目薬をさす時は事前に手をよく洗い、目に水分を十分に与えてから清潔な手で焦らずゆっくりと外してみましょう。

この方法で外せない場合もありますが、慌てずに次の対処法を試してください。

水を張った洗面器に顔をつけ、まばたきを繰り返す

2つ目の対処法は、水を張った洗面器に顔をつけてまばたきを繰り返してみることです。
目に大量の水分が供給されるため、コンタクトレンズが外れやすくなります。

ただし、水道水の中で長い時間まばたきを繰り返すと、塩素によって角膜に傷が入ることがありますので、外れない場合は早めに切り上げてください。

それでも取れない時は眼科に行く

これまでの対処法を試しても、張り付いたコンタクトレンズが取れない場合は、眼科を受診しましょう。
自分で無理やり外そうとすると、角膜に傷が入ってしまう恐れがあります。

眼科では正直に、コンタクトレンズをつけたまま寝てしまった事実を伝えましょう。
それに応じて、角膜の状態などをチェックしてくれるはずです。

眼科の先生に怒られてしまうかもしれませんが、大切な目に重大なトラブルを引き起こしてしまうよりはマシですので、無理に外さず頼りましょう

3.こんな場合はどうするの?

つけたまま眠ってしまうと、さまざまなリスクがあるコンタクトレンズ。
では、昼寝の時や連続装用タイプの場合はどうすべきなのでしょうか。

昼寝の時も外した方がいい?

昼寝の時も、コンタクトレンズは外すようにしましょう。

昼寝のつもりが起きられず、長時間の睡眠になってしまうこともあります。
ちょっとの時間だからと面倒がらずに、手を清潔にした上で確実に外しましょう。
また、ワンデータイプのコンタクトレンズは一度外すと使用できませんので、昼寝の後で再び装着する場合は必ず新品を使ってください。

何時間までなら大丈夫?

例え5分の仮眠でも、寝る時はコンタクトレンズを確実に外してください。
どんなに短い時間であっても、コンタクトレンズによって目に傷が入ってしまう危険性は変わりません。
コンタクトレンズが目に張り付いてしまうリスクも、長時間の睡眠と同様にあります。

なお、ちょっとの間だけ外す時も、コンタクトレンズは清潔な手で扱いましょう。

連続装用タイプならつけたまま寝てもOK?

装着したまま就寝できる「連続装用タイプ」のコンタクトレンズもあります。
こちらのタイプであれば、コンタクトレンズをつけたまま寝てしまっても問題ありません。

ただし、毎日つけたままでいると目に負担がかかりますので、時には外して目を休ませましょう。

なお、連続装用タイプでも、涙の分泌が少なかったりアレルギーを持っていたりする方は連続して装用できないことがありますので、眼科の指示に従ってください。

4.まとめ

今回は、コンタクトレンズをつけたまま寝るリスクと、レンズが取れない時の対処法について解説しました。

コンタクトレンズをつけたまま寝ると、レンズの張り付きや眼病にかかるリスクがあります。
ちょっとの仮眠や昼寝の時でも、コンタクトレンズは必ず清潔な手で外しましょう。

コンタクトレンズをつけて眠ってしまい、張り付いてレンズが外れなくなった場合は、目薬を指したり水を張った洗面器でバチバチしたりするのを試してください。

それでもレンズが外れない場合は無理をせず、眼科を頼りましょう。

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