コンタクトレンズの裏表を間違えるとどうなる?見分け方や対処法を解説

コンタクトレンズのお悩み

コンタクトレンズに慣れていないと裏表を間違えやすいものです。
ひっくり返ったままつけてしまうと、ズレや痛みにつながるので見分け方のコツを押さえておきましょう。

また、裏表はあっているのに同じような違和感が出る場合もあります。
そんなときはどうやって対処すればいいのでしょうか?

この記事では、コンタクトレンズの裏表を逆につけた時に起きる不具合と、簡単な見分け方、裏表があっているのに違和感がある場合の原因と対処法について詳しく解説します。

1.コンタクトレンズの裏表を逆につけると?

コンタクトレンズには裏表があり、逆につけるとさまざまな不具合が発生します。

目がゴロゴロするなど違和感が出る

コンタクトレンズの裏表を間違えると、目にゴロゴロとした違和感が出ます。

白目と比較すると角膜(黒目)はやや出っ張っており、コンタクトレンズはこの丸みに合わせて設計されています。
そのため、正しく装着すれば目にフィットしますが、裏表を逆につけると目に馴染まず違和感が起きてしまうのです。

フィットしないままつけていると、頻繁なズレやゴロゴロ感があり、ちょっとしたことで外れしまうことも多くなります。

見え方がおかしくなる

コンタクトレンズを裏返しで付けていると、見え方がおかしくなります。
度が入っているレンズの中心が黒目からズレて、視界がぼやけてしまうからです。

視界の違和感は頭痛の原因や気分が悪くなってしまうなど、人によっては全身に影響が及ぶ可能性もありますので、注意が必要です。

目のトラブルの原因になる

コンタクトレンズを裏表逆につけると、角膜が傷つく原因になって眼病のリスクを高めてしまう恐れがあります。違和感は放置せずにおかしいと感じた場合はレンズを外して、表裏をチェックしましょう。

2.コンタクトレンズの裏表の見分け方

では、コンタクトレンズの裏表の見分け方を解説します。
主に3つの確認方法があるので、分かりにくい場合はいくつか試してみましょう。

レンズを指に乗せてフチをチェック

コンタクトレンズを指の腹に乗せてフチの反り方をチェックします。
正しく表側になっていると、レンズは指の上できれいなおわん型になります。
フチが外側に反り返っている場合は裏側です。

レンズをつまみ先端をチェック

コンタクトレンズをそっと指でつまみ、内側に向かって軽く折り曲げた時に自然に内側へ丸まる場合は正しく表側になっています。
逆に外側へ不自然に開くようなら、裏面です。

レンズに入った文字や数字をチェック

メーカーによってはコンタクトレンズに文字や数字が入っているものもあります。
これを利用して、裏表を見分けることも可能です。

例えば、ジョンソン・エンド・ジョンソンの「アキュビューシリーズ」には、レンズ側面に「123」という数字が印字されています。
レンズを指に乗せて左から「123」と読めれば表側ですが、反転して見える時は裏側になっていますので、正しく読める向きに直しましょう。

3.裏表が合っているのに違和感がある原因と対処法

コンタクトレンズの裏表は間違っていないのに、異物感やズレなどの違和感がある場合は他の原因が考えられます。
対処法と合わせてみていきましょう。

ドライアイになっている

原因の1つ目は、ドライアイになっていることです。
特に、長時間のスマホやパソコン使用で瞬きの回数が減ると、目が乾燥してしまいます。
この状態でコンタクトレンズを装着すると、ゴロゴロとした違和感や痛みが生じることも。

そうした場合は、瞬きの回数を意識的に増やしたり、人工涙液を点眼したりして目の乾燥を防ぎましょう。
また、コンタクトの着用時間を短縮し、目を適度に休ませることも必要です。

レンズに傷が入っている

2つ目に考えられる原因は、レンズに傷が入っていることです。
お手入れのミスなどによって表面に傷が入ったコンタクトを着用すると、ゴロゴロした感覚や刺激を目に与えてしまいます。

違和感があればすぐに外して、レンズに傷がないか確認しましょう。
傷が見つかった場合は、たとえ使用期間が残っていてもすぐに廃棄し、新しいものと交換します。

また汚れが原因になる場合もあるので、コンタクトレンズの汚れやゴミの付着などもチェックしましょう。

ベースカーブ(BC)が合っていない

3つ目は、レンズのベースカーブ(BC)が目に合っていない場合です。
BCとはレンズの丸みを数値化したもので、ミリ単位で表記されます。

目の丸みは一人ひとり異なるため、自分に合っていないBCのレンズを使用すると、目の痛みやレンズのズレなどが生じてしまいます。
このBCは自分では判断できず、眼科での測定が必要です。

眼科の処方箋通りのBCのコンタクトレンズを購入しているか確認しましょう。自分の数値があいまいな場合は改めて眼科を受診すると安心です。

4.違和感が続く場合は眼科を受診する

コンタクトレンズの裏表を直しても違和感が消えない場合は、角膜の傷などなんらかのトラブルがあるかもしれません。コンタクトの使用を一旦中止して早めに眼科受診をじゅしんしましょう。

違和感があるときは結膜炎や角膜炎などの眼病が発見されることも珍しくありません。
放置して眼病が進行してしまうと最悪の場合、コンタクトレンズが使用できなくなる可能性も考えられます。

気になる症状があれば、できるだけ速やかに眼科の診察を受けましょう。
なお、目の状態をしっかりとチェックして必要な治療を早めに行えるため、定期的な検診も受けると安心です。

5.まとめ

今回は、コンタクトレンズの裏表を逆につけた時の症状と、具体的な見分け方について解説しました。
コンタクトは裏表を逆につけるとトラブル発生の可能性がありますので、レンズのフチの形や印字でしっかりと判別しましょう。

正しく装着しているにもかかわらず違和感がある場合は、別の原因が考えられます。症状が続くようであれば、早めに眼科を受診してくださいね。

タイプから見つける

コンタクトレンズのお悩み
レンズリスト公式ブログをフォローする
LENS LiST公式ブログ
タイトルとURLをコピーしました