コンタクトレンズが破れたらどうする?原因や対処法についても解説

コンタクトレンズのトラブル

コンタクトレンズは繊細なものです。
目から外したときやこすり洗いのタイミングで破れてしまうこともあるでしょう。
コンタクトレンズを使うなら破れた時の対処法も知っておくと安心です。

この記事では、コンタクトレンズが破れてしまう原因や、破れたことに気付いてからの対処法について解説します。

1.なぜコンタクトレンズが破れたのか原因を知ろう

コンタクトレンズは、強い力がかかったり、何らかの傷がついていたりすると破れやすくなります。具体的なシチュエーションとしては、次のような状況が考えられます。

強くこする

コンタクトレンズを洗浄する際についつい力を入れてしまう人も多いのではないでしょうか。

確かにレンズに付着した汚れを落とすためには、基本的にこすり洗いが必要です。しかし、コンタクトレンズを強くこすり過ぎると摩擦でレンズが破れてしまう恐れがあります。

目をこする

花粉症・ドライアイなどで目のかゆみを感じた場合、無意識に目をこすりたくなりますよね。
しかし、コンタクトレンズを装着したままこすると、目やレンズに傷がついてしまうことがあります。

強い力で目をこするのはもちろん、何度も何度も目をこするのも、レンズの破損につながります。
目のかゆみがひどい場合は、いったんコンタクトレンズの使用を中止することも検討しましょう。

目に強い衝撃が加わる

コンタクトレンズは薄くて柔らかい素材でできています。
強い衝撃には耐えきれないため、外部からコンタクトレンズに強い力が加わると、破れる可能性は十分あります。

球技や武道などをたしなんでいる人は、目の前にボールが飛んできたり、パンチ・キックを顔面で受け止めてしまったりする場合もあるでしょう。
スポーツ中にコンタクトレンズを着用する際は、主治医の先生に相談した上で、使用するコンタクトレンズを慎重に選ぶことが必要です。

2.コンタクトレンズが破れたときの対処法

手元にあるコンタクトレンズが破れてしまったら、あるいは装着中に破れたことに気付いたら、どうすればよいのでしょうか。
コンタクトレンズが破れたときの対処法をいくつかご紹介します。

破れたレンズは使わない

洗浄中など、自分の目に装着する前にレンズの破損に気付いた場合、そのコンタクトレンズを装着してはいけません。
破損した状態で装着すると、目を傷つける恐れがあります。

破損した一部の箇所から、さらに破損・変形が進行する可能性もあるため、一度破れてしまったものは使わず、新しいものに交換しましょう。

水の中でまばたきをする

コンタクトレンズを着けているときに痛みやゴロつきを覚えた場合、レンズが破損している可能性があるので、すぐに取り外して確認しましょう。

外した後も違和感が残る場合は破片が目の中に残っているかもしれません。
もし、レンズの破片を見つけても、指で取らないように気をつけましょう。
指や爪などを使って破片を摂ろうとすると、かえって目を傷つけてしまう可能性があります。

目の中の破片を安全に取るには、清潔に洗った洗面器に水をためて水の中でまばたきをします。
違和感がなくなるまで繰り返してみましょう。

かかりつけ・または最寄りの眼科にかかる

コンタクトレンズの破片を目から取れない場合はもちろん、取り出せた場合であっても、眼科を受診しましょう。

違和感がなくても破片が残っているケースや目に傷がついているケースがあり、放置してしまうと後で大きなトラブルの原因になる恐れがあります。
眼科で詳細な検査を受けることが必要です。

かかりつけの眼科があればそちらを受診すべきですが、迅速さも重要なので、休みなどの事情でかかれない場合は最寄りの眼科にむかいましょう。

3.コンタクトレンズを破らないようにするには?

普段の生活で、コンタクトレンズを破らないように注意するとしたら、どのような対応が考えられるでしょうか。以下、注意すべき点をいくつかご紹介します。

レンズの洗い方に注意する

コンタクトレンズを洗浄する際、レンズに円を描くように洗う人が多いかもしれません。
しかし、この洗い方はレンズの「よじれ」を引き起こす原因となります。

コンタクトレンズを傷つけずに洗うポイントは、手のひらにのせる際もこすり洗いをする際も、レンズによじれが生まれないよう配慮することです。

レンズを洗うときは、左右に指を動かしてこすり、力の加わり具合を一定にすることが大切です。
また、コンタクトレンズを手のひらにのせる際は、手で包み込むと手のシワでよじれやすくなるので、手のひらをピンと伸ばした状態でケアしましょう。

コンタクトレンズ以外の選択肢を用意する

コンタクトレンズはとても便利なものですが、場合によって眼鏡と使い分けることも大切です。

例えば、花粉症の時期などは眼鏡に切り替えた方が目の負担を減らせます。
もし花粉のかゆみで目をこすってしまっても、コンタクトレンズが破れることはありません。
アレルギー体質の人はかゆみを抑えるコンタクト対応の目薬を処方してもらうのもいいでしょう。

同じようにスポーツをする際もスポーツ用のゴーグルに切り替えるなど、コンタクトレンズを守る対策を用意すると安心です。

レンズの状態を確認する

繊細なコンタクトレンズはどんなに気をつけて使っていても、何かの拍子で傷や破れができてしまうことも珍しくありません。
毎回、装着する前に指にのせて破れや傷がないか確認するのを習慣にしましょう。
その際に少しでも傷があったら、使い始めたばかりのレンズでも交換が必要です。

4.まとめ

コンタクトレンズが破れたら、そのレンズは装着せず、新しいものに取り換えます。
目の中で破れてしまった場合は、指で取らずに洗面器に水を入れてその中でまばたきをするようにして取り除きます。

また、レンズの破損に気付いた場合は、違和感がなくても目の中の破片の混入や目の傷を確認するために早急に眼科にかかりましょう。

コンタクトレンズの破損を避けるためには、普段から洗い方に気を配ったり、装着中に眼をこすらないようにしたりすることが大切です。
気づかないうちに破損している場合もあるため、装着する前に状態を確認するクセをつけることも大切です。

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