サウナにはコンタクトレンズをつけたまま入れる?リスクや注意点を解説。

コンタクトレンズのトラブル

「コンタクトレンズをつけたまま、サウナ入っちゃダメ?」
「お風呂やプールの場合は、どうなの?」
そんな疑問をお持ちの方も、きっと多いことでしょう。

確かに、サウナに入る度にコンタクトレンズを外すのは、ちょっと面倒ですよね。
レンズを外すとモノが見えにくく、そのまま入りたいというお気持ちはとてもよく分かります。

この記事では、コンタクトレンズをつけたままサウナに入浴した時のリスクや注意点について、詳しく解説します。

1.サウナでコンタクトレンズは大丈夫?

最初に、サウナでのコンタクトレンズ着用について、見ていきましょう。

基本的にはOK

コンタクトレンズをつけたまま、サウナに入浴することは可能です。
サウナの温度でレンズが変形することはありませんし、一般的に入浴は短時間に留まります。

実際に眼科のサイトでは、ドライアイの原因として「サウナなどの乾燥した環境にいる時」と挙げてはいるものの、サウナで装着すること自体には言及していません。
<参考サイト>うずしお眼科(https://www.uzushio-eyes.net/contents/

視力矯正のためにコンタクトレンズをつけている方にとっては、段差でつまずいたりタイルで滑ったりして、転倒するリスクの方が高いでしょう。
また、1Dayタイプは一度外したら再利用ができず、サウナ後は新しいレンズを使わなければなりません。

基本的にサウナでのコンタクトレンズ装着は可能ですので、リスクや不便さを感じる方はつけて入りましょう。

乾燥したり外れたりするリスクも

一方で、コンタクトレンズをつけたままサウナに入ると、目が乾燥したりレンズが外れたりするリスクがあります。
目の乾燥はサウナの高温によるもので、レンズが外れるのは涙が枯渇するからです。

サウナは湿度が高く目が乾きにくいと考えがちですが、実は逆で、高温にさらされるため水分が蒸発しやすい環境となります。
また、コンタクトレンズは涙の表面張力で目の表面にフィットしているため、乾燥によって涙不足になるとレンズがズレやすくなるのです、

コンタクトレンズをつけてサウナに入るのは構いませんが、目の乾燥やレンズのズレが起きてしまうことは知っておいてくださいね。

2.サウナ中の注意点は

サウナでもコンタクトレンズは使えますが、いくつかの留意すべきことがあります。
つけたまま入る際の注意点について、見ていきましょう。

可能ならコンタクトレンズは外す

1つ目の注意点は、可能であればコンタクトレンズを外すことです。

サウナにはコンタクトレンズをつけたままでも入れますが、前述の通り乾燥したり外れたりするリスクは高くなります。
したがって、外せる状況であれば外した方が安心です。
裸眼で入るのが不安な方は、サウナ専用のメガネがありますので利用しましょう。

一方で、普通のメガネについては、サウナでは外した方が無難です。
高温でレンズが変形したり、フレームが熱くなって火傷したりする恐れがあります。

定期的にまばたきする

2つ目の注意点は、サウナに入っている間は定期的なまばたきを意識することです。
サウナでは目が乾燥しやすくなりますが、まばたきをすることによって涙を補充できます。

特に、室内にテレビが置かれたサウナは、まばたきを忘れじっと見てしまうため要注意です。
意識してまばたきをしても目の乾燥を感じる時は、長めに目をつぶってください。

また、サウナから出たらコンタクトレンズ専用の目薬をさして、目の水分を補いましょう。

レンズがズレたらすぐに退出する

3つ目の注意点は、レンズがズレたらすぐにサウナから退出することです。
サウナの乾燥しやすい環境下では、ズレたレンズは元の位置に戻しにくくなります。
無理に動かすと、目にキズが入ってしまうことも。

したがって、サウナの中でレンズがズレてしまったら、触らずにサウナから出ましょう。
出た後は、コンタクトレンズ専用の目薬で水分を補充した上で、ズレたレンズを直してください。

3.こんな時はどうする?

最後に、お風呂や温泉、プールに入る時のコンタクトレンズ着用について解説します。

お風呂や温泉に入る時

お風呂や温泉に入る時は、コンタクトレンズはできるだけ外しましょう。
目にお湯がかかることで、レンズの変形や細菌感染のリスクがあるからです。

お風呂で使う水道水はコンタクトレンズに含まれる水分と浸透圧が異なるため、目に入るとレンズが変形する恐れがあります。
水道水や温泉に含まれている塩素やカルシウムも、レンズの劣化を招く成分です。
また、湿気が多いお風呂には細菌が繁殖しやすく、お湯を介して感染するリスクも。

お風呂で読書を楽しみたい方や、温泉で周りの景色を楽しみたい方は、お風呂やサウナで使えるメガネを用意しましょう。

プールで泳ぐ時

プールで泳ぐ時も、コンタクトレンズは外してください。
つけたまま泳ぐことで、プールの中でコンタクトレンズが無くなってしまう恐れがあります。

また、コンタクトレンズをつけた目にプールの水が入ると、感染症のリスクが高まります。
プールの水は消毒されているとはいえ、細菌やアメーバは完全には死滅しないからです。
その消毒で使われる塩素も、コンタクトレンズには有害です。

コンタクトレンズをした上でゴーグルをつけたとしても、水は脇から侵入します。
ゴーグルには度が入ったものもありますので、プールでも視力を矯正したい方は検討してみてくださいね。

4.まとめ

今回は、コンタクトレンズをつけたままサウナに入った時のリスクや注意点について解説しました。

コンタクトレンズをつけたままサウナに入るのはOKですが、レンズが外れるリスクがあります。
サウナの中では乾燥に気をつけて、レンズがズレたらすぐに退出しましょう。
できれば外して、サウナ専用のメガネを使うと安心です。

お風呂や温泉、プールに入ると時も、できるだけコンタクトレンズは外しましょう。

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