コンタクト装用時の目の充血…。治らない5つの原因と対処法

コンタクトレンズのお悩み

目の充血は、多くの人が経験したことのある症状のひとつかもしれません。
特に、コンタクトレンズ装用中に充血するケースが見受けられます。

放っておくと治る場合もありますが、病気のサインである可能性も否定できないため注意が必要です。

本記事では、コンタクトレンズ装用時に起こる目の充血の原因と、その対処法について解説します。

1.目の充血ってどういう状態?

目の充血とは、炎症や疲れなどにより目の血管が拡張し、目の表面が赤くなる状態のことです。

例えば、花粉やウイルスなどにより外部からの刺激を受けると、異物を排除するために炎症反応を起こして網目状に赤くなります。
また、目に疲れがたまると酸素や栄養を供給するために血流が増え、血管が拡張して充血する場合があります。

2.コンタクトレンズ装用で目が充血する5つの理由

コンタクトレンズを使用している人が目の充血に悩む原因は、次の5つに分類できます。

酸素不足

コンタクトレンズは目の上に直接装用するため、酸素の供給量が不足して充血する場合があります。中でも、長時間の装用や眠りながらの装用は、角膜に酸素不足を引き起こしやすい誤った使い方です。酸素を取り込むために血管が広がり、目の充血を招く原因となります。

乾燥

コンタクト装用中は、裸眼のときと比べて涙の量が少なくなる、まばたきの回数が減るなどの理由で目の乾燥を感じやすくなります。
目の乾燥は、ゴロゴロ感や疲労、充血などのトラブルを引き起こすひとつの原因です。

レンズの傷や汚れ

レンズの傷や汚れは、目の刺激となり充血を引き起こすことがあります。
2weekや1monthなどの定期交換タイプのコンタクトレンズは使用後のお手入れが不可欠ですが、正しくケアをしないとレンズに細菌や異物が付着し、炎症を引き起こす可能性があります。

不適切な使い方

コンタクトレンズは眼科医の指導や説明書の内容に従い、正しく装用しなければなりません。
1日の装用時間や使用期限を超えて使うと、目が疲れたり、レンズに汚れが溜まって炎症を起こしたりするケースがあります。

目に合っていない

コンタクトには、レンズの曲がり具合を示すベースカーブ(BC)という数値があります。
人の目の形状はそれぞれなので、自分の目に合ったBCのレンズを選ばなければいけません。
特に、BCが自分の目より小さいと、締め付け感や充血の原因になります。

3.充血の症状をともなう目の病気

目の充血は、コンタクト使用による疲れや刺激から起こるだけでなく、目の病気とも関連している恐れがあります。
例えば、ドライアイや結膜炎などが挙げられます。

<充血から考えられる目の病気>

  • ドライアイ
  • アレルギー性結膜炎
  • 感染性結膜炎
  • ぶどう膜炎

これらの病気は、医師の診断と適切な治療が必要です。

4.コンタクトレンズ装用で目が充血したときの対処法

コンタクトレンズを装用しているときに目の充血が起こった場合、以下の対処法を取ることができます。

眼科を受診する

目の充血がコンタクトレンズ装用による一時的なものなのか、病気によるものなのかを自分で判断することは難しいため、まずは眼科を受診しましょう。

眼科では検査や問診を通して充血の原因を調べてくれるので、正しい対処法がすぐにわかります。
誤った対応で症状が悪化しないよう、早めに医師に相談することをおすすめします。

コンタクトレンズの使い方を見直す

コンタクトレンズの使い方を再確認しましょう。
正しい装着方法や取り扱い方法を守ることで、目の充血を軽減できる可能性があります。

1dayの使い捨てコンタクトを繰り返し使用していませんか?
定期交換タイプのコンタクトでも、水道水や目薬でケアするのはNGです。
決められた装用時間を守り、洗浄液・保存液で正しくケアを行いましょう。

目に優しいコンタクトレンズを買う

目に優しいコンタクトレンズを選ぶことも重要です。

例えば、ブルーライトカット機能のついたコンタクトなら、PCやスマホ操作による目の疲れを軽減してくれるかもしれません。

また、忙しくてレンズケアの時間を十分に取りにくい人は、1dayタイプの方が向いています。
使い捨てできるので常に衛生的で、目にも負担をかけにくいでしょう。

5.まとめ

コンタクトレンズの装用中に気になる目の充血。
主な原因として目の酸素不足や乾燥、レンズの傷や汚れ、不適切な使い方、BCが目に合っていないことなどが挙げられます。

目の充血はドライアイや結膜炎などの眼病の症状でもあるため、少しでも気になったら眼科医に相談することがおすすめです。
その他にも、コンタクトレンズの使い方を見直して正しく装用する、目に優しいコンタクトレンズを選ぶこと症状の軽減を目指していきましょう。

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